Thursday, February 16, 2017

日本語のスピーチスタイル

どの言語も書き言葉と話し言葉の違いがあると思いますが、日本語のスピーチスタイルはそれ以外のルールもあります。丁寧さの使い分けや、男性と女性の話し方の違いや、文末の省略や、言葉の短縮形や、文の倒置など、色々気を付けなければならないことがたくさんあります。それが日本語学習者にとって、とても困ることです。

例えば、もし年長者や先生にくだけた話し方で話していたら、たとえわざとではなくても、失礼な印象を与えてしまいます。しかし、話す前にいちいちこれから話すことを全部考えてきてから話すとタイミングを失うかも知れないので、実際に話しながら考える場合が多いです。そして、ミスに気づいた時はもう遅いです。それは多分どの学習者にもある問題でしょう。

日本語を話す時だけでなく、聞く時も困ることがあります。言葉の短縮形は特に難しいです。短縮形はあまり教科書に出ないが、確かに日常生活で多く使われている形です。もし短縮形が分からなかったら、分かるはずの言葉も分からないので、とても残念です。更に、日本語は外来語が多い言葉で、外来語を短くして、日本語にする場合があります。例えば、「リスケする」の意味が分かりますか?「リスケ」とは「リスケジュール」(reschedule)の短縮形で、「する」を伴って、日本語のみで使われている単語になりました。こういう単語は日本人でもすべて分かるわけではありません。日本語学習者はもし英語に詳しかったら、簡単に理解できるかも知れないが、初めて聞く時は少し時間がかかります。

日本語のスピーチスタイルを通して、話し手の性格や聞き手との関係が分かります。確かに、学習者にとって色んなスピーチスタイルを把握するのは難しいが、それこそが日本語を勉強する魅力の一つです。

3 comments:

  1. 中国語でもとても違うスピーチスタイルがありますか?日本語は色々あって難しいね。

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  2. 日本へ留学生している間に、よく英語の言葉を使ったけど、家族はよく分かったと思ういます。

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  3. スピーチスタイルを観察することによって人間関係を理解しようとするのはいいことですね。スタイルはいつも変化していますから、その時その時の話者の心情を理解することが必要です。

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